高齢者の身体特性
読み方:こうれいしゃのしんたいとくせい
高齢者の身体特性には下記のようなものがあります。
・身長低下
・体重減少
・頭髪の抜け毛、白髪
・歯が抜ける
・筋力の低下
・筋肉量の減少
・皮膚の乾燥、しわ、弾力の低下、白斑など
・栄養障害
・日常生活活動量の減少
・主観的疲労感
・身体能力の減弱
上記のほかに、視力や聴力、味覚、触覚などの感覚の低下が始まります。
視力の低下は、本などの小さな文字を読むことが難しくなり、社会生活がさまたげられます。聴力の低下は、家族や通人との会話や、家族と一緒に見ているテレビの音量が1人だけ聞こえないなどのストレスを感じます。
味覚の変化も、家族と同じ職では好みの味にならずストレスを感じてしまうこともあります。
結果的に、孤立や孤独に繋がりやすいのが身体機能の変化です。
運動機能面では、筋力やバランス能力が低下することで転倒の危険性が高まります。これに骨粗鬆症があれば、転倒時、骨折に繋がることにもなり、長期的な入院加療の必要性が出てくることもあります。