生活機能評価
読み方:せいかつきのうひょうか
生活機能評価とは、要介護状態になりやすい生活機能項目の低下を確認し、早期の発見や予防に繋げるもので、個々の高齢者の状況を把握するためのものです。基本的には基本チェックリストや問診、身体測定などの生活機能チェックと、反復唾液嚥下テスト、循環器検査などの生活機能検査などによって行われ、その評価の結果によって、適切な予防プログラムが作られ実施されます。
この生活機能評価は、介護予防ケアマネジメントの一環として、地域包括支援センターが中心となって実施されます。この評価は、介護予防事業を実施しているところによりそれぞれの特徴があります。
生活機能評価において、高齢者の日常生活の活動面を支える大きな要素が「動作」です。この動作の元になる運動能力の測定は、重要な検査項目です。この検査の代表的なものとして、以下の3つが挙げられます。
❶筋力⇒上腕筋力の測定
❷開眼片脚立ち時間⇒バランス能力の測定
❸歩行時間⇒総合基礎体力の測定
これらを定期的に測定し、筋力やバランス、体力の変化を確認します。それにより、適切なプログラムが実施されているのか、活動的な生活が送れているかなどがチェックすることができ可視化されます。