DWAT・DCAT:災害派遣福祉チーム
読み方:ディーワット、ディー‐キャット、さいがいはけんふくしちーむ
・DWAT:Disaster Welfare Assistance Team ⇒ 福祉的視点のチーム
・DCAT:Disaster Care Assistance Team ⇒ ケア視点(環境に配慮)
災害派遣福祉チームとは、災害発生直後に被災地に入り、一般(指定)避難所等の一時避難所で高齢者や障害者の支援を行う専門家チームのことで、都道府県単位や民間の社会福祉法人等で構成されています。
これらのことから介護福祉士はチームの一員として、被災地に入ることも多くなりました。
災害発生時には誰もが切迫した状態にあり、強いストレスが重なることから、尊厳に対する意識が薄れてしまうことがあります。その結果として、高齢者や障害者などへの配慮が不足し、とくにはこころない言動に繋がることも考えられます。
また、
・自立支援
・利用者主体のケア
といいながらも、非日常状態が続くと、被災者を被災者漬けのような状態にしてしまい、当事者不在の介護をしてしまいがちです。しかし、いかなる状況においてもその人の生活が継続できるようにするのが福祉専門職なので、できるだけ早く、被災者がその状態から脱却し、元の生活に戻れるよう、介護福祉士は関係者と連携・協働して支援にあたる必要があります。